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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
「明日は何時に車、チャーターしているの?」
「7:30です、どこのホテルですか?」
「ちょうど村のはずれの、アウンミンガラーホテルなんですよー」
「じゃあ、その時間に玄関のところにでも待っていてください」
と言って、持っていた紙切れに私のホテル名を書き込んでいた。
「ところで、この村にはいつ来たの?」
と尋ねてみると
「昨日の朝、ニャンウー駅に着いて、それから2日間、このあたりの遺跡をぐるぐる回っていました。」
「鉄道で来たんだ! あの地獄のように揺れることで有名な!」
「それで、明日、ポッパ山という訳なんです」
ヤンゴンから、このニャンウーまで鉄道があるということは私も知っていた。
しかし、かなりの時間がかかることと、一晩中、地獄のような激しい揺れに悩まされるという旅仲間からのアドバイスに、私はあっさりと負けてしまった。
やはり、沢木耕太郎氏が以前語っていたように、本来、旅にはガイドブックや必要以上のお金は無い方が良いのかもしれない。
「じゃあ、そろそろ帰って明日に備えるとしましょう」
そして、明日の再会を約束してそれぞれのホテルに帰って行ったのだった。

パガン遺跡
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