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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
にわかに、滑走路の端に生えているススキのような植物が風になびきだし、風が強く吹き出したことを示している。
その時、ちょうど搭乗1時間前を知らせるアナウンスが流れた。
そしてしばらくすると、滑走路の左側はるか後方から一機の飛行機が、先ほど降った路面に溜まった水を、真っ白な水しぶきを立てて着陸してきた。
たぶん、これが私の乗る「6T501便」かな?
じーっと眺めていると、私のいるターミナルの正面を左から右に、猛スピードで通過していった。
やがて徐々に減速し、滑走路の右端まで来ると、クルッと方向転換してこちらに向かってきた。
「もしかして、これ~?」
というくらい小さいプロペラ機だ。
どんどんこちらに近づいてきて、この待合室のちょうど正面あたりにピタッと停止した。
飛行機というよりもバスという感じだった。
やがて機体の左右のプロペラの回転が止まり、左後方のドアが上から下に向かって開き、それがそのまま乗客が降りる階段となったのである。
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