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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
激しいスコールにみまわれて、しばしお堂の中で足止めを食うことになった。
そしてお堂の中心部へ進むと、大きな金色の柱に守られて、これまた金ピカの仏様が、沢山のお花やお供えに囲まれて、堂々と座っておられる。
そして次々に、たぶんさっきの参道で買ったと思われる花束を持って、意外にも年齢の若い人達がお参りをしている。
お寺の、この独特な、人を落ち着かせる空気は一体何なのだろうか?
仏様か、それとも線香の匂いか?
ここに、このようにして、仏様や人々の姿をゆっくりと眺めていると、普段抱いている悩み事や苦しみが確かに小さく感じられる。
よく掃除のされたピカピカの床に腰掛けて、じーっと眺めていると、知らぬ間に私の横にかなり年をとった僧侶が近寄ってきた。
そして、カタコトの英語で、どこから来たのか聞いてくる。
「日本」と答えると、このシュエダゴォンパゴダの歴史について説明を始めた。
すごく恥ずかしいことなのだが、今まで色んな国で、頼みもしないガイドを最後まで聞いて、金を請求された痛い経験があるので、反射的に一瞬疑ってしまった。
とても自分が恥ずかしい。
このお寺のお坊様だから、そんなことは有るはずが無いのだが..........。
このお坊様の説明によると、このシュエダゴォンパゴダは、「2500年以上前、二人の兄弟の商人が、インドでブッダと出会って、その時8本の髪の毛をもらい受け、紀元前585年にこの地に奉納したのが起源」だそうだ。
そして、またお坊様は静かに去っていった。
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