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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
境内の、あまりにもきらびやかさに、しばし我を忘れてあちこち歩き回っていると、にわかに空の雲行きが怪しくなってきた。
さっきまであれほどギラギラと照っていた太陽はどこかに消えてしまい、代わりに真っ黒なそれも低く、まるで水面に垂らした墨汁のごとくこちらに広がってきた。
「ちょっと、ヤバいかな」
と思ったのも束の間、やけに涼しい風が吹き出したのに続いて、あちこち「バタバタ」と音を立てて、大粒のスコールがやってきた。
「傘、持ってないのに..........」
仕方ないので、お堂に入って一休みとするかあ..........
ありがたいことに、ここはあちこちに屋根付きのお堂があって、仏様が奉られている。
そうこうする間にも、スコールはどんどんきつくなり、もうなすすべもない状態になっていた。

シュエダゴォンパゴダ
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