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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
結局、このイスラム食堂には英語のメニューは置かれていなかったのだが、そのかわり、カウンターに既に調理されたおかずが、いくつか大皿に盛られて並べてあり、目で見て注文できるようになっていた。
ちょうど居酒屋のような感じだろうか?
何種類かのカレーや、ケバブ、マサラ、タンドリーチキンらしきものがある。
私は、直感的にチキンカレーらしきものと、このタンドリーチキンらしきものを店員に指差していた。
そして今度は店員の方が、熱々に熱せられた石の窯の方を指差している。
「??」
今度は客が食べているナンを指差した。
なるほど、ナンはどうするか? と、聞いているのだ。
すぐに、私は人差し指を上に立てて、一人前注文した。
基本的に私は一人旅なので、一度出発すると人との会話が欠乏気味になる。
この何でもないやり取りが、実に新鮮に心にしみる。
たまに、同じ街に長居して、同じ食堂に通うようなことがあるとしたら、それは料理が美味しいというよりは、もしかしたら店員との楽しい会話を求めてという方が多いかもしれない。
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