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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
正式にチェックインの手続きをするため、一度フロントへと戻った。
「パスポート!」とおじさん。
そして、宿帳への記入。
インクの出にくいボールペンで書きながら、おじさんの方を見て、ダメ元で「8ドルではダメ?」と聞いてみると、首を横に振り「NO!」
まあ、それはそうだわなと納得。
深夜特急の沢木さんなら、もっとシビアなのだろうが、私にはそんな勇気もない。
そしたらせめて、「FECはダメ?」と聞いてみるが、案の定「NO!、US$only」
あきらめて、素直に10ドルをおじさんに渡すと、にっこりと藁半紙で出来た領収書をくれた。
やれやれ。
今日の大きな行事がこれで終わった。
パスポートと貴重品を預けるため、セーフティーボックスを頼み、長細い金属製の箱に入れる。
そして、代わりに小さな鍵をもらい、落とさないようにビニール袋に入れ、ジーンズのポケットにしまい、そしてスリに盗られないように安全ピンで入口の部分を3針ほど縫った。
これで、フリーハンドで人混みを歩いても大丈夫だ。
相変わらず、おじさんはニコニコしながらこの作業を見ている。
そして再び部屋へ戻り、先ほどの通りの夜景を見ながら、一息ついたのであった。
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