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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
強制両替所も過ぎ、だだっ広いフロアを歩くと、出口の所に税関がある。
ここにも、あちこちに例の軍服を着、機関銃を持った数人が目を光らせている。
そして、機内で書いた申告書を係員のおじさんに渡せばそれで終わり。
これで、ようやく正式に入国したことになるのだ。
でも、旅の本当の醍醐味は、ここからである。
発展途上国、いや最近は新興国というのか。
こういう国は、例外なく共通しているのだのだが、空港の到着フロアのドアが空いた途端、外国人旅行者と見るや否や、タクシーだの、客引きだの、ぼったくりだの、うさんくさい連中が群がってくる。
いつもの事で分かってはいるものの、独特の恐怖がある。
「この国はどうなんだろうか?」..........
やはり、ここもそうだった。
到着フロアに出た途端、言葉には言い表しようの無い威圧感を感じた。
恐る恐る周りを見渡すと、何百人という数の人がこっちを見て、何か言っている。
いくら旅慣れているとは言え、こちらは一人だ。
心臓がドクドク高鳴る。
落ち着いて。落ち着いて。
冷静に偵察。
とにかく、群がってくるのは振り払って、群集の輪をとにかく脱出すると、今度は、まだ今までのよりは、かなりまともそうなカウンターらしきものがあちらこちらにあり、手招きして「こっちこっち」とやっている。
よく見ると、どのカウンターにも「TAXI」とか「HOTEL」と書かれている。
とにかく、情報収集したいのだが、果たしてどのカウンターがまともなのか..........?
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