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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
機長のアナウンスが流れ、あと5分のところまで来た。
ヤンゴン国際空港周辺の気温は摂氏33度、天気は晴れとの事。
しばらくして窓から、ヤンゴン国際空港の滑走路の端が見え、一瞬にしてドン!!~と着陸した。
周りにある木々や建物の移りゆくスピードが徐々にスローになり、やがて自動車並みになった後は右折し、どうやら遙か前方に見える建物に向かってゆくらしい。
ターミナルビルディングというよりは、近所にある小学校という感じだ。
結局、ここもターミナルの建物に接近することはなく、100メートルほど離れた駐機場におもむろに停止した。
何か違う!
何か雰囲気が違う!
何かよくわからないが空気が違う!
と、言ってもまだ機内に居るわけだから、空気は変わっていないのだが、乗客の様子が全然違う。
成田やソウルや香港のようなメジャーな空港なら、機体が停止するや否や、乗客らは立ち上がり我先にと出口目指して詰め寄る。
でも、ここでは全くそんなせわしない光景は見られない。
みんなのんびりしている。
ヨーロッパの観光客もニコニコしている。
全てがゆったりしている。
あ~、旅に来たんだなあ~と実感する。
ミャンマー人CAに促され、ようやく立ち上がった乗客らは、思い思いに荷物を担ぎ、出口へと向かってゆく。
そして、開けられたドアから、心地よい温風が入ってきて、出口でお見送りするCAのスカーフを揺らすのであった。

バガン遺跡
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