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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
バンコクからヤンゴンまでの空の旅は、一瞬にして終わる。
フライト時間にして、45分。
離陸したかと思えばもう降下態勢に入る。
だから通常のフライトのように、高度1万2000フィートまでは上昇しない。
バンコクから北西方向に飛ぶ間に、国境を兼ね備えた高い山脈がそびえている。
フライトの高度は低いのに、途中、高い山脈がある訳だから、窓の外の景色はいつ見ても、手が届きそうなところに山があり、そしていつも霧が立ちこめている。
CAたちは、この短い時間の間に、入国審査の書類、食事、飲み物を配り、そして回収してゆく。
気がつけばもう、ミャンマー側に入っていて、前方にエーヤワディー川のデルタ地帯が見え始めてきた。(我々の世代は、イラワジ川と言った方が馴染みがある)
初めての国に行く時、いつもそうであるように、いよいよ心地よい緊張感がみなぎってくる。
さあ、気を引き締めて行こう。
楽しみと不安が交錯した、あの独特な高揚感に満ちてくる、到着前のひと時である。

エーヤワディー川
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