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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
偶然、通りかかった魚屋の前で、私は立ち止まった。

恐らくは、アツアツに熱せられているであろうバーベキュー用の「網」の上に、今まさに立派な「海老」が載せられようとしているところだった。

自然と立ち止まり、今行われていることに意識が引きつけられる。

あろうことか、もうとっくに死んでいると思われた「海老」は、熱せられて赤くなった「網」の上で、勢いよく、尾をうごかし始めたではないか!

そのためなのか、魚屋の女主人は、「海老」の触角をしばらく持ったまま離さなかった。

「海老」が出来上がるまでの、一通りを眺めていると、網の上の「海老」は、見事なまでの「朱色」に染められた。

私は、その「海老」料理の名前を、女主人に尋ねてみた。
すると、かえってきた答えが、

「クン パオ」だった。


クンパオ

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