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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
道路脇に並べられただけの椅子に腰かけて、まだ寝起きでハッキリしないアタマで、おそらくは夫婦であろうと思われる中年の調理人の手さばきに見とれていた。

まず、横に置かれた平坦なテーブルの上で、バットの上に盛り上げられた何かペースト状のものから、ヘラで一塊づつ取り出し、手のひらで素早く形を整えて、隣の男性に手渡す。

男性の方が、それを鍋の中に満たされた油の中に静かに滑り込ませると、たちまち賑やかな音を立て始める。

いつもそうだが、揚げ物をする時の、あの独特な音というのは、食事を待つ者の心も賑やかにしてくれる。

アユタヤ遺跡
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