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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
両替を済ませる頃には、少しづつ周りの景色が目に入りだした。

何せ、税関を過ぎて到着フロアに入った瞬間の、あの群集の視線と言えば半端ではないのだ。
白タクやらポン引きやらに目を付けられてしまうと、簡単には許してもらえない。
こっちが根負けするまで付きまとわれてしまう。

この日は、上手く目を付けられること無く、両替所のところまでたどり着けた。
「ヤレヤレ………」
入国時にまつわる面倒な雑用が、これで全部終わった。

だから、あとは着の身着のまま、風に流されていれば良い。
日が暮れれば、宿さえ見つけて泊まれば良い。

さあ、北か南か。
どちらにしようか..............。
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