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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
入国審査の時と比べて、出国審査は呆気ないものだった。

入国審査では、審査官がこちらの顔をジロジロと観察して、
「入国の目的は?」とか
「滞在は何日?」という風に、
明らかにじっくりと「審査」されているのがわかったが、
出国審査では、ただパスポートに「出国」のハンコを押しただけのように私には思えた。

共産主義国に共通していることだが、「入国審査」にやたらと時間をかける傾向が見られる。
これは多分、その国にとって、政治的思想的に問題がある人物の入国を、水際で阻止するためと、一般的には考えられているが、それはあくまで「建て前」なんだと思うことが多かった。

実際は、観光客全員の入国に、有料の「観察ビザ」の取得を義務づけ、パスポートに押されたビザのハンコと、それに添付する書類の記入に不備が無いか、チェックするのに時間がかかっているだけだった。

わかりやすく言えば、外国人から「入国料」をきっちり徴収する「料金所」のようなことをしていたのだ。
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