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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
マニラでは、機内清掃のためバンコクまでの乗客も一度降ろされて、旅客ターミナルで1時間ほど待つことになる。
単なる時間待ちなのだが、旅というのは奥深い。
私は、生まれてこのかたツアーというものに参加したことがないので、ツアコンから事前に危険情報なるものを聞かされることは一度もない。
だから、私の旅は常に待ち受ける危険との、ギリギリの接触の連続である。
世界中にいるバックパッカー達は、皆そうであるが、この世界に入門した頃、特に旅を始めてすぐの頃、誰しもが越えなければならない「洗礼」に遭遇することになる。
もし、この「洗礼」を克服できなかった者は一人旅がたちまち嫌いになってしまうし、反対にこの「洗礼」を楽しむことができた者は、旅好きになってゆく。
この悪名高きマニラ空港にも、例外なくこの「洗礼」は存在し、手ぐすね引いて旅人を待っているのである。(つづく)
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