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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
どこの国でもそうであるように、このヤンゴン国際空港も例外ではなかった。

空港に入った途端に、空気が変わってしまうのだ。
空港の敷地内に入るまでは、どんなに混沌としていても、一歩空港内に入ってしまうと、整然としていて、治安もしっかりしている。

街ではほとんど見かけなかった外国人も、どこからともなく集まっていた。

長旅に疲れたヨーロッパ人。
頭にダーバンを巻いたインドのシーク教徒。
恐らくはパキスタン辺りから来たと思われるイスラム教徒の女性たちが、一見不気味にも見える真っ黒なベールを纏っている。

「TG304」
タクシーを降りて、各航空会社のカウンターが集まる建物に入った私は、出発便のスケジュールを示す掲示板を見て、何故か急ぐ必要も無いのに、指定された番号のカウンターに向かった。

「マドリード」
すぐ前に並んでいた白人の家族連れが、カウンターの係員に目的地を告げる。
バンコクで乗り換えて、スペインに帰るのだろう。
私はその時考えた。
日本人の私から見た「ミャンマー」観でも、相当の衝撃を受けたのに、このスペインの人たちから見たら、一体どれだけのものだったのだろうかと..............
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