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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
すし詰めのバスに乗った私は、幸いなことに、中央にあるドアのすぐ奥に入ったところの吊革を確保することが出来、何よりも車掌のすぐソバに居ることが出来た。

バスの車掌と言えば、私が子供の頃、昭和40年代のバスの車掌を思い出させる風貌をしていた。
ミャンマーでは、帽子こそかぶっていなかったものの、斜めにたすき掛けしたカバンに、分厚く束ねた切符や大量の釣り銭を入れ、ジャラジャラと音をさせていた。

お客が切符を頼むと、車掌は束ねた切符をペラペラとめくり、目的のページが見つかると、素早くパンチを取り出して、パチパチと穴を開け始める。
お客が、幾ばくかの料金を払うと、車掌はミシンメに沿って切り離して渡していた。

私は、この何でもない光景を見ていて、自分が子供の頃の地元を走っていた「京阪バス」を思い出した。
もちろん、ボンネットバスで女性の車掌さんも乗っていた。

それが、いつの頃からか「ワンマンバス」なるものが登場して、子供心に衝撃を受けたのを今でもハッキリと覚えている。

「旅」に出ると、異文化に触れいろいろな発見が出来るのはもちろんだが、それと同時に、自分が生きてきた過去の世界に、軽く「タイムスリップ」出来るのだ。
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