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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
やってきた216番のバスは、言い表しようの無いほどの混雑ぶりだった。
バスのちょうど真ん中に設置されたドアは、外に溢れ出た人で開いたままだ。

一番外側のお客などはもう、完全にバスからはみ出していて、ただ手すりにつかまったままの姿でやってきた。

「これ、どうやって乗るの?」
心の中に自然と疑問が湧く。

しかし、それが何とかなるのだ。
いくら溢れ返っていたとしても、乗降口の前にさえたどり着けば、後ろから来るお客にドンドン押されて、気がつけばいつもバスの中だ!

今回も、いつものように流れに任せて乗降口の方に近寄って行くと、「人のうねり」の波に上手く乗れたようで、何とか車内まではたどり着くことが出来た。

でも気になるのは、日本のバスの「整理券」のようなものは見当たらない。
料金はどうやって払うのか?
それとも「均一料金」か?
もちろん車内放送のようなものは無いので、
「チャウタン」に着いたことをどうやって知るのか?

バスが走るに従って、不安がこみ上げてきた。
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