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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
「チャウタン」までのバスを、近くいた若者に尋ねると、
「216」とだけ英語で話した。
私は繰り返して「216?」と言うと、首をコックリと立てに振った。

どうやら216番のバスが、チャウタンに行くようだ。
確かにバスのフロントグラスには、内側から番号が貼り付けてあった。
「38」「512」「115」..............
私は次々にやって来るバスの番号を、目を皿のようにして見続けた。

10分くらいたった頃だろうか。
あんまり違う番号ばかり見続けたものだから、いざ自分の目指す番号のバスがやってきても疑ってしまう。

「216」
確かに合っていた。
但し、今度は乗れるかどうかわからないほど満員のバスに、私は一瞬、足が固まってしまった。
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