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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
バングラデシュはミャンマーのちょうど西に位置していて、南北に相当の距離の国境線を接している。

「西」に向かおうとしている私は、ヤンゴンからダッカのある「西」の方角ばかりを当然のように意識していたのだが、何気なしに貴重品入れの中を覗いた私は、「OSAKA-YANGON」間の復路のチケットのことを思い出した。

日本を出る前、大阪-ヤンゴン間の格安航空券を買った時、あまりの安さに驚いたのと、このチケットの種類が片道でも往復でも同じ料金だったことを、今まで忘れていた。

私は旅の計画上、片道で良かったのだが、往復でも同じ料金だというので、当然帰りの区間は、とりあえずオープンにして、日付の欄は空白にして、買ったまま温存しておいた。
要は、まだその当時、「片道の格安航空券」など出回っていなかったのである。
「格安航空券」と言えば、「往復」が常識だった。
だから今、手元にある帰りの区間のチケットは、日付が空白になっているのだ。

私は「西の方角」ということと「ミャンマーの隣はバングラデシュ」ということにとらわれ過ぎていた。

「このオープンチケットを使って、一度バンコクに戻ろう!そして、大量に売られている格安航空券の中から、自分に合ったものを探そう!」

そう思った瞬間から、もう体は自然と「タイ国際航空」のオフィスへと向かっていた。
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