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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
国鉄の線路を過ぎると、にわかに賑やかになってきた。
果物屋、靴屋、食堂、ホテル、肉屋..............
色々な店が、国道の両脇に軒を連ねているのだ。

「この辺りが街の中心部だけど、どうする?」
サイカーのオヤジが聞いてきた。
正直、私もどこで降りたらよいのかわからなかったが、とにかく面白そうなエリアだったので、2000チャット支払って降りてみることにした。
「旦那、チップを頼むよ..............」
サイカーのオヤジが要求してきた。
ニコッとした前歯に、銀歯が光る。
ますます年齢不詳だが、愛想が良かったのでもう1000チャット上乗せした。
黙って3000渡すと、とても喜んでいた。
「旦那、良かったら帰りも乗って行ってよ..............。しばらくはこの辺にいるよ!」
「どうなるか、ちょっとわからないけど..............」
そう言って私は人混みの中に紛れて行った。
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