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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
旅は本当に素晴らしい!
一度の旅で、映画100本分くらいの記憶を私の脳に刻んでくれる。............

さて、あの後隠れて出て来なくなったCAがどうなったかというと、あのコールボタンの嵐から1時間半(正確には、ターミナルを離れ誘導路に止まってから3時間)経過した頃。
その雲隠れには、意外な形でピリオドが打たれることとなった。
機内にたまった諦めと疲労の空気を打ち破るように、突然、アナウンスが流れ、「只今から機内にお食事をお持ちします」
えっ! 何でやねん???
その後、説明が流れて、風が強過ぎてターミナルにも戻れないらしい。
これでは、誘導するマーシャラーも外には出れまい。
ということは、最低でもあと1時間はこのままということか............
すぐそこに見えている搭乗ゲートから、少し進んだだけの誘導路上で食べる機内食。
人生数十年生きてきて、初めての貴重な経験だったが、実はその後、もっと貴重な社会勉強をすることになろうとは............

アナウンスが終わった数秒後、両サイドの前のカーテンが、同時にシャーアーーっと可憐なまでに見事に、それもショウでも見ているかのごとく開けられ、CAがさっそうとワゴンを持って現れ、私はその表情に愕然とした。
すまなさそう~に現れると予想していたのに、なんということか........
何時間もコールボタンを無視していたとは思えない。 すごい! プロや!
まるでスターのような満面の笑みを浮かべて、サービスを始めた。 プロや!
アメリカ人だからか?
堂々としている!
自分にはできない。
まだまだ自分は修行が足らん!
なぜかしら、逆に考えさせられた貴重な経験だった。
ああ~、旅って、ホントにいいもんですね!
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