FC2ブログ
「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
もう夜も9時を過ぎているせいか、それとも
宿泊客が少ないのか、表の道路からは、活気というものが感じられない。
「ここ、大丈夫なんだろうか?..............」
誰しもが感じるであろう不安が、私の脳裏にもかすめた。

正面玄関のドアノブを開け中に入ると、やや左前方の奥まったところが、どうやらフロントになっているようだ。
大きく左右に両手を開けて端と端に手をつくと、もうそれだけで終わってしまいそうな短くて小さなフロントのカウンターだった。

しばらく待っても、相変わらず誰もやって来ないので、カウンターの隅に置いてあった呼び鈴を一度押すと、遠くの方で男性の声が聞こえた。
どうやら、奥に中華レストランがあるらしく、もうこの時間になるとホテルの従業員はすべてそちらに出払っているようだ。
しかし、この暗闇の中、晩飯の店を探す手間が省けたようだ。

シュエターリャウン涅槃仏
スポンサーサイト