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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
やがて、運転手は見るからにインド系の、濃い茶褐色の肌をした中年の女性を伴って帰ってきた。
聞くと、ホテルまでこの女性が助手席に乗って案内してくれると言うのだ。
きっと運転手も、この暗闇の中、口頭による説明だけでは無理だったのだろう。

それを聞いて、私も申し訳ないという気持ちが先行して、無意識に手を合わしてお礼をすると、白い歯を輝かせ素敵な笑顔で答えてくれた。
わずか2~3分の間の同乗による案内だったが、人の親切が身にしみた。
「旅」に出ると、必ず、それもしばしば人から「親切」を受け、それによって心にエネルギーをもらう。
それだけでも、旅に出て良かったと思える。


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