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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
バスターミナルの前まで来ると、運転手はもう一度ホテルの名前を聞いてきた。
「Shwe See Seim Motel」
再度、私は告げたのだが、上手く聞き取れないようだった。
それで、私はニャンウーから乗ってきたヤンゴンエアーの搭乗券の切れ端に書き込んで運転手に渡したのだ。
彼はしばらくそれを眺めていたが、何を思ったのか、突然それを握りしめて、暗闇のなかどこかへ行ってしまった。

いくら外国人の客と言っても、よく信用してくれたものだ。
車を空けたりしようものなら、中南米辺りだと帰ってきた頃には、恐らくは無くなっていると思った方がよいだろう。

しかし、この小さな出来事一つからでもわかるように、この国の倫理観や治安などは、私たちが考えるより遥かに穏やかで善いものであると私には感じられた。

先日も、「アウンサン スーチー女史」の演説を、アメリカのクリントン国務長官が称えるニュースが全世界に流された。
実際にこの目でこの国を見てみて、私は西側諸国に流されているこの「ニュース」の方に違和感を感じたのだが..............
それと「アメリカの影」にも..............

とうとうミャンマーも目を付けられてしまったのだろうか?..............

アメリカに目を付けられた国はどうなってしまうのか..............
「自由」という名の武器で強制的に「開国」させ、その次に世界中から「投資」を誘い込み、十分に太らせ、動きが鈍くなったところで、「おいしい肉」だけ持ってコッソリと居なくなるのだ。
農耕民族のように、自分で荒れ野を耕すような事はしない。

もともとあの民族は「カウボーイ」的民族なので、自分の牛を他人の牧草地に離し、「キャピタルゲイン」という名前の牛が丸々と太った頃、土地の所有者が気付く前、絶妙なタイミングで牛を回収しに現れる、といった事に長けている。
当然、食い尽くされ荒れ放題のところなど見向きもしない。
また牧草が自然に生えるまで放置し、その間は、また他のどこかで「牛」を太らしているのだ。
かく言うわが「日本」も、かつて同じように太らされ、あとには荒野が残った。

ミャンマーだけは、日本が辿った道を歩まないといいのだが..............


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