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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
しばらくすると、さっきまであんなに飛ばしていた運転手は、エンジンが唸らない程度にスピードを落として、国道沿いにあちこちある標識を気にし始めた。
相変わらず外は暗かったが、確かに国道の両サイドには民家らしき建物が少しづつ現れるようになり、そのうちホテルまで出始めてきた。
「Bago Star Hotel」の看板。
ならば、もうすぐのはずだ。
タクシーに乗る前に見た地図を、私は覚えていた。
運転手は初めてと言っていいほど、大きくハンドルを左に切った。
それほど、ここまでの道中、真っすぐな一本道だったのだ。
左折した後、国道から100メートルほど雨にぬかるんだ道を進むと、そこにパゴーの大きなバスターミナルが姿を現した。
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