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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
翌朝、私はヤンゴン行きのチケットを手に入れるために、ホテルのフロントに教えてもらったオフィスに出かけた。
行ってみるとオフィスというよりは、ほとんど「村の駄菓子屋」という感じだった。
というのも、店の中には子供しか居らず、私が来るまでは何かメンコのようなものでみんなして遊んでいた。
しばらく、私は場所を間違えたと思い、左右の建物をチラチラと見ていたのだが、他の建物はますます怪しい。
仕方なく、遊んでいた子供たちにチケット屋の場合を尋ねると、やはりここだという。
そうすると、中でも一際しっかりと見える少年が、丁寧な言葉使いで、「ヤンゴンか?」と聞いてきた。
そうだとうなずくと、そばにあった黒電話に手を伸ばし、どこかに電話を始めた。
当然、こんな小屋には、パソコンのようなものはない。
しばらくどこかと会話していた少年は、持っていた受話器を耳から離し、私に向かって話しかけてきた。
「今日の夕方、17:55に、ヤンゴンエアというのが105FECであるが、どうしますか?」
他に選択の余地など無いのはわかっていたので、即座に首を縦に振った。
なんとしっかりとした子供なのだ!
国が違えばこうも違うのか............


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