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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
この日は、1日中、遺跡群の中を自転車で走り回っていた。
面積で言うとどうだろうか、京都市の盆地位の大きさはありそうだ。
一体、その端がどこなのか見当もつかない。
地図もあることはあるのだが、何せどこも似たような景色で、目印と言えばどれも似通った形の「パゴダ」だけだ。
遺跡群が、そうでなくなる所に境界線がある訳でもない。
特に道が舗装されていることもなく、かといって道が全く無い訳でもない。
なんとなく、同じ所を繰り返し人々が通るせいで出来た「わだち」だけが頼りだ。
しかし、この「わだち」が結構心強いのだ。
何故なら、人工的にしかも計画的に舗装された道路の場合、ある一定の規格を無理やりに当てはめて作るので、整然とし過ぎていて、そこから時間的な歴史的な情報を感じ取ることが出来ない。
しかし、「わだち」なら、その微妙なヘコミ具合から、「この道はたくさんの人が通るのか」とか、わだちのラインが2本あれば、自動車か馬車が通る道だという事がわかるし、もし道に迷っても、その「わだち」を濃くなってゆく方向に進めば村のあるところにたどり着くことが出来る。

あてもなくノロノロと自転車を進める

1千年前から変わらない光景の中を

どこまでも続く子供の頃の絵本の世界
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