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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
ざっと見積もってみても、ここからは400メートル位の標高差があるだろう。
これをすべて、ピカピカに磨かれているとは言え、石の階段で登るのだ。
しかも、裸足で!
最初の第一歩を踏み出した。
石で出来た階段なので、ヒンヤリと冷たい。
外気は、大量の湿気を含んだ熱帯の空気なので、妙に足が気持ちよい。
それにしても急階段だ。
青年の方は、小気味よくタッタカタッタカ登ってゆく。
あまりにも急な所は、落下防止用の鉄製手すりや、手で掴む為の「くさり」が各所に設けられている。
「あんまり、急ぐとバテるよ!」
私は、はじめて青年に意見した。
私は中学生の時から長い間、陸上で中長距離を専門にやっていたので、このペースで最後まで持たないのはわかっていた。
「大丈夫です!」
元気な返事が返ってきたのだが................
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