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「深夜特急」の世界に憧れて (回想録 XX年)
玄関の敷石に座って前の通りの往来を眺めていると、それらしき青い車が一台こちらに向かって走ってきた。
昨日の青年だった。
そして、車はやはり「カローラ」だった。
「待ちましたか?」
「全然、大丈夫です!」
そして、後部座席に乗せてもらった私は、あらかじめ用意していた15ドルを彼に差し出した。
「いやあ、自分からお誘いしたので、今日はいいですよ」
と遠慮している様子だったが、
「何言ってるんですかあ........」
無理やり、彼の胸ポケットに押し込んだ。
「どうもすみません」
「そんなん、当たり前やん........」
そして、ポッパ山に向けてカローラは走り出したのだった。

ポッパ山の方角
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